自分のことを知るために、だれもが一度くらいは、占いに頼ってみたことがあるのではないでしょうか。
数多くある占いの一つである「西洋占星術」では、ホロスコープを使って、あなたの持っている色(特性)を見ていきます。
ホロスコープってなに?
ホロスコープとは、星の位置を表した図のことを言います。
西洋占星術に絶対に必要になるのが、このホロスコープです。
ホロスコープとは、星の配置を表した図のことを言います。
西洋占星術は、生まれた瞬間の星の配置から、あなたの特性を紐解いていく「占い」です。
あなたのことを知るためには、あなたの生まれた瞬間のホロスコープ(星の配置図)が、必ず必要になってきます。
これから、西洋占星術に欠かせない「ホロスコープ」について、簡単に説明していきます。
この記事を読むことで、
- ホロスコープとはなにか
- なぜホロスコープを見ると「あなた」がわかるのか
- ホロスコープから何を読み取ればいいのか
がわかるようになります。それでは始めていきましょう。
ホロスコープとは
ホロスコープ(horoscope)とは、天体の位置を表した図のこと。
天気を調べるときには、天気図を見るのと同じように、あなたを調べるときには、あなたの天体図(ホロスコープ)を見る必要があります。
ある瞬間の天体の位置を表したもの=ホロスコープです。
生まれたときのホロスコープ(出生ホロスコープ)、現在時刻のホロスコープ、未来のホロスコープ、とさまざまな時点におけるホロスコープが存在します。
天気図と同じように考えてもらえれば、わかりやすいかと思います。
天気図も、今日の天気図、明日の天気図、と、さまざまな時点における天気図が存在しますよね。
ホロスコープ(天体図)もそれと同じです。
さまざまな時点におけるホロスコープが存在します。
あなたの色(特性)を見るために必要になのは、出生ホロスコープです。
出生ホロスコープは、生年月日・出生時刻・出生地によって導き出されます。
時刻や場所も関係してくるんだ!
そうなんです!
同じ誕生日でも、出生時刻や出生地が違えば、異なるホロスコープが出来上がります。
下の図は、同じ日・同じ時刻に生まれた2人ですが、出生地が違います。
1人は沖縄、もう1人は北海道で生まれました。
ホロスコープが若干異なっているのがわかるでしょうか?(丸で囲んだ部分)
ホロスコープは紀元前3世紀頃、ギリシャで編み出された手法です。
もともと、国家や国王の未来を予測するために編み出された占星術でしたが、ホロスコープの登場により、個人の吉凶も占われるようになりました。
ちなみに、正式名称はホロスコープですが、チャート(chart)と呼ばれることもあります。
例えば、出生ホロスコープは、出生チャート、バースチャートなどと表現されることもあります。
ホロスコープとは、ある瞬間における天体図(宇宙の様子)のこと
ホロスコープを見るとあなたが持って生まれた「宇宙の影響」がわかる
ホロスコープがなにかはわかったけど、ホロスコープからなにを読み取るの?
宇宙の星の配置を見てどうするの?
ホロスコープ(星の配置)から、あなたが持って生まれてきた宇宙の影響を読み取るのです。
西洋占星術では、あなたが持って生まれてきた宇宙の影響=個人の特性と考えています。
万物は宇宙の影響を受けている
西洋占星術は、天体(宇宙)の様子から、個人の吉凶や特性をみていく占いです。
あなたが生まれた瞬間の星の配置=あなたが持つ個人の特性と考えます。
西洋占星術では、なんで宇宙(星の配置)から個人の特性を読み解こうとしたんだろう?
この世に存在する万物は、天体(宇宙)の影響を受けて、いまここに存在しています。
あらゆるものは、宇宙に存在する限り、宇宙の影響から逃れることはできません。
ありとあらゆるものは、宇宙システムの中のひとつとして、この世界に組み込まれています。
宇宙の影響を受けている例として、身近なところでは、海の満ち引き、季節の循環などがあります。
月との位置関係、太陽エネルギーによる大気の循環など、さまざまな宇宙の影響により、これら現象は起こっています。
こういったスケールの大きなものだけが、宇宙の影響を受け取っているのではありません。
人の体や精神も、宇宙の影響を受け続けています。
たとえば、満月・新月のタイミングで出産が多くなることは、現在ではよく知られています。
女性だと、生理の周期がちょうど月の満ち欠けの周期と一致していたり。
自分では気づかないうちに、わたしたちも、宇宙の影響を受けて生きているのです。
あなた自身も例外ではなく、今もつねに、宇宙からの影響を受け続け、この地球上に生きているのです。
この世に存在する、あらゆるものは干渉しあっており、宇宙の影響から逃れるのことはできません。
宇宙の影響は、宇宙空間に存在する万物に作用する!
人も例外ではない!
生まれた瞬間の天体の配置を見れば、どんな宇宙の影響を受けて生まれてきたか(どんな性質を持って生まれてきたか)わかる!
という考えのもと、編み出された占い手法が、西洋占星術です。
とある時刻、とある場所で生まれたあなたは、特有の宇宙の影響を持って、この世の旅をスタートさせました。
日時・場所が変われば、持って生まれてくる宇宙の影響も変わってきます。
あの日、あの時、あの場所で生まれたからこそ、今のあなたが出来上がったのです。
あなたの出生ホロスコープには、あなただけが持って生まれた宇宙の影響(=天体の様子)が記載されています。
出生ホロスコープを読み解くことで、あなたがどんな宇宙の影響を持って生まれたきたか(あなたが持っている色はなにか)がわかるのです。
あなたの特性を見るときに、ホロスコープ(天体図)が必要になる理由をわかっていただけたでしょうか?
ホロスコープ算出に必要な情報
出生ホロスコープの算出に必要なのは、次の3つの情報です。
- 生年月日
- 出生時間
- 出生地(可能であれば市町村まで)
この3つの情報から、あなたが生まれた瞬間の天体の様子を導き出します。
「星占い」というと、生年月日だけを頼りに、おひつじ座からうお座までの12パターンで分類する「太陽星座占い」が一般的かと思います。
しかし、それだと人類80億人を、たったの12パターンに分類してしまうことになります。
西洋占星術では、出生地・出生日・出生時間によって、より細かな分類を行います。
出来上がるホロスコープのパターン数は、なんと、数十億通りにものぼります。
本当に、世界でただ一人、あなただけが持って生まれた宇宙の影響(=色)なのです。
ホロスコープの見方
読み取るべき情報
では、どのようにしてホロスコープから情報を読み取れば良いのでしょうか?
出生ホロスコープに描かれているのは、自分から見て「天体がどんな状態にあったのか」です。
基本的に、読み取るべき情報は、
これだけです。
これが、基本中の基本になります。
詳しく見たいと思ったら、生まれた瞬間の地平線と黄道の交わり(アセンダント、ハウスetc.)や、天体同士の位置関係(アスペクト)なども見ていく必要があります。
ですが、まず手始めに見るべきは、天体がどの位置にあるかです。
ホロスコープから読み取れる情報は数多くありますが、とりあえず、天体がどの位置にあるのかさえ読み取れれば、まずは上出来です。
基本となる天体
ホロスコープから読み取るのは、
では、どの天体の位置を読み取ればいいのでしょうか。
宇宙には無限に天体が存在するよね?
宇宙の中の10天体だけに着目しましょう!
西洋占星術で主に使うのは10個の天体です。
10個の天体とは、太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星のこと。
深く読み込もうとすればするほど、見なければならない天体の数が増えていきます。
そのため、場合によっては、10以上の天体が表示されたホロスコープになることも。
10天体以上が示されているからといって、おかしなホロスコープというわけではありません。この点にご注意ください。
ちなみに、無料でホロスコープが作成できるこちらのサイトでは、デフォルトで、トラウマを表す「カイロン」と、その人の持つカルマを表す「正真交点(ドラゴンヘッド)」が表示されています。
太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星、この10個の天体が、どの位置にあるのかが重要となってきます。
天体の位置を表す「星座」
読み取るべき情報は、
だけだと言いました。
では、天体が宇宙においてどの位置にあるのか、どのようにして表現したらいいのでしょうか?
10天体の位置を表すには、星座を使います!
そしてこの星座も、いぬ座、こぐま座、カシオペア座、などなど、宇宙には無数の星座が存在しますが、位置を表す星座には、とある12の星座(黄道12星座)が用いられます。
黄道12星座とは、おひつじ座からうお座までの12星座のことを言います。
太陽の通り道である黄道が通過している星座のうち、へびつかい座を除いた12星座のこと。
①おひつじ座、②おうし座、③ふたご座、④かに座、⑤しし座、⑥おとめ座、⑦てんびん座、⑧さそり座、⑨いて座、⑩やぎ座、⑪みずがめ座、⑫うお座
黄道
黄道(こうどう、英: ecliptic)とは、天球上における太陽の見かけ上の通り道(大円)をいう。
黄道 – Wikipedia
わたしたちに馴染み深い12の星座ですが、西洋占星術ではサインと呼ばれています。
サインとは、英語で、(数学・音楽などの)符号、記号、信号、合図、手まね、身ぶり、標識、標示、掲示、看板を意味します。
サイン(Sign)
(数学・音楽などの)符号、記号、信号、合図、手まね、身ぶり、標識、標示、掲示、看板
黄道12星座は、占星術においては「位置を表すために使われる宇宙の中の標識」といったところ。
黄道12星座は恒星であり、宇宙空間において位置が変わらないので、標識(サイン)として機能してくれるのです!
恒星とはなにか、気になる方はこちら↓をご参照ください。
少し長くなるので、スルーしちゃっても全然OKです。
常に天球上を動いている惑星に対し、宇宙空間に固定されているように見える星々を恒星といいます。
西洋占星術の基本10天体に含まれる太陽も、恒星のひとつです。
地球から一番近い位置にある恒星が、太陽です。
地球から見ると、太陽の方が動いて見えますが、実際はその逆で、地球が太陽の周りを回っています。
実は宇宙には、想像を絶する数の恒星が存在しています。
太陽以外の恒星も、ひとつひとつが太陽と同じくらいの大きさ・光を持っているそうです。ですが、非常に遠くにあるため、地球からは小さく、暗い星として見えています。
宇宙に存在する恒星の数は、数え切れません。
一説では、一つの銀河には、1,000億桁の恒星があると言われています。
そして宇宙には、この銀河がこれまた1,000億桁個あるそうです。
その中でも、西洋占星術では、たった12の恒星(黄道12星座)だけを標識として活用していることになります。
ホロスコープの見方
ではいよいよ、ホロスコープの見方について説明します。
ホロスコープの見方は、いたって簡単です!
ホロスコープから読み取るべき情報は
だと言いました。
これまでの話をまとめると、
つまり、10天体がどのサイン(星座)にあるのかを見るだけです!
こちらのサイトで算出した場合には、わざわざ図から天体位置を拾い出さなくても、左側の枠線部分を見れば、10天体の位置が一目瞭然です。
めちゃくちゃカンタン!
簡単ですよね!
深く読み込もうと思えば、見るべきところはたくさんありますが、まずは、この天体位置(天体星座)さえ読み取れれば大丈夫です!
さて、ここまでの話で、
- あなたが持って生まれた宇宙の影響(あなたの色)を見るためには、ホロスコープを読み解く必要がある。
- ホロスコープに記載された10の天体の位置を、12星座(サイン)を使って表現する。
というところまでわかっていただけましたでしょうか?
実は、あなたが自分の特徴(色)を知りたいと思ったら、すべきことはたったこれだけなのです。
- 誕生日・出生時刻・出生地から、自分の出生ホロスコープを手に入れる
- 出生ホロスコープ上の10天体の位置を調べる
とっても簡単ですよね!
ではつぎの記事で、実際に自分の出生ホロスコープをゲットする方法を学びましょう!