太陽・月・水星・金星・火星星座を読み終えた方へ

② 社会天体・時代天体とは?風の時代と呼ばれる理由

前回の記事で、個人天体・社会天体・時代天体の違いについて、ざっくりと説明してきました。

今回は、より具体的な各天体の特徴についてみていきます。

Lisa

また、社会天体と関わりの深い、「風の時代」についてもここで軽く説明しますね。

今後の木星・土星・天王星・海王星・冥王星星座を見るときに必要となる知識ではないので、風の時代がなんなのか、きちんと覚える必要はありません。

単なるコラム・豆知識的な感じでお楽しみいただければと思います。

この記事では、

  • 社会天体を見るとわかる具体的な特徴
  • 時代天体を見るとわかる具体的な特徴
  • 風の時代とはなにか

について説明していきます。

この記事を読むことで、

  • 社会天体が自分のどの部分に作用しているのか
  • 時代天体が自分のどの部分に作用しているのか
  • いまの時代が「風の時代」と呼ばれる理由

を理解できます。

Lisa

それでは、始めていきましょう♪

↓前回の記事はこちら!

① 個人天体・社会天体・時代天体とは 占星術で扱う基本天体は、ぜんぶで10個あります。 基本の10天体は、太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王...

天体から世代・時代を見る

社会天体は世代を色づける

社会天体を見れば、世代間で共通する考え方や価値観がわかります。

前回の記事で説明したように、絵の具の基本セットの構成は、世代ごとに大きく異なります

これは、移動速度の遅い木星・土星が、数年にまたがり、ひとつのサインに属するためです。

1サインの滞在時間
木星1年
土星2.5年

同じサインの特徴を、その数年の間に生まれた人たちで共有するため、世代間に違いが現れるのです。

これが、世代の色となります。

世代間で共通した色を持ち、現代社会を特定の色で色づけしていきます。

このように、木星・土星は、世代・社会を色付けする天体なので、社会天体と呼ばれています。

また、天体は、世代・社会だけでなく、時代も色づけます。

時代を色付けするものを、時代天体と呼びます。

時代天体は時代を色づける

社会天体は、文字通り、社会全体に影響を及ぼす天体だと説明しました。

特定の色を持った「社会」がかたまって集まると、それは「時代」になります。

天王星以降の惑星天王星・海王星・冥王星)は、社会よりも大きな範囲に影響を与えるため、時代天体と呼ばれています。

影響を及ぼす範囲が、世代の枠を超え、時代に及ぶためです。

いちばん移動速度の遅い冥王星だと、約20年間に渡り同じサインに滞在します。

この20年間に生まれた人は、同じ特徴(サイン)を持つようになります。

20年間に生まれた人たちが、同じビジョンのもと、社会の流れを作っていきます。

できた社会の流れを「時代」と呼びます。

おなじ天王星・海王星・冥王星の特徴を持つ人たちが、おなじビジョンのもと、社会の流れ(時代)を形成していくのです。

天王星・海王星・冥王星が、時代を作っていくといえます。

そのため、天王星・海王星・冥王星は、社会天体ではなく、時代天体と呼ばれています。

そして、今は「風の時代」?

時代天体が関係しているのかな?

風の時代って最近よく聞くけど、一体どういう意味なの?

Lisa

「風の時代」というのですが、関係しているのは、実は、時代天体ではなく、社会天体(木星・土星)の方なのです。

これから、風の時代とはなんなのかをざっくり説明していきますね!

興味のない方は、「社会天体・時代天体を見るとわかること」の部分まで飛んじゃってください。

風の時代ってなに?

現代は「風の時代」と呼ばれています。

風の時代という単語を聞いたことはあるけれど、なんのことだかよくわかっていないかも

という人も多いかと思います。

「土の時代から、風の時代に切り替わった」

「今は軽やかさが大事な、風の時代らしい」

という知識はあっても、「風の時代とはなにか」をきちんと説明できる人は少ないのではないでしょうか。

この流れからいくと、社会天体・時代天体が、風の時代に関係してくるってことかな?

Lisa

そういうことです!

風の時代とは、一言で説明するならば、「社会天体である木星土星風エレメントで重なる」ことを現しています。

風の時代

社会天体である木星と土星が、風エレメントで重なること

Lisa

「風の時代」というくらいなので、時代天体に関連していれば、キレイにまとまったのですが…。

たしかに!
風の時代だけど、関連するのは、時代天体ではなく社会天体なんだね!

…というか、まず風エレメントってなに??

Lisa

初めて出てきた言葉ですよね!

次項で、「エレメント」と「風の時代」について説明しますね!

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風の時代とは?

エレメントについて

風の時代とはなんなのか?

風の時代とは、「社会天体である木星と土星が、風エレメントで重なる」ことを意味します。

風の時代

社会天体である木星と土星が、風エレメントで重なること

Lisa

社会天体についてはわかりますよね!

では、風エレメントとは何なのでしょう。

そもそも、「エレメント」とは?

占星術には、エレメント(元素)という考え方があります。

古代ギリシャ時代から、エレメントは、「この世を構成する最小要素」だと考えられてきました。

古代ギリシャ人

エレメントの組み合わせで、世界のあらゆるものは成り立っている!

と人々は考え、なんと、19世紀頃までこの考えを軸に生きてきました。

近代科学に該当する「原子論」に基づいて世界を見るようになったのは、実は20世紀に入ってからなのです。

四元素

四元素(しげんそ、ギリシア語: Τέσσερα στοιχεία)とは、この世界の物質は、火・空気(もしくは風)・水・土の4つの元素から構成されるとする概念である。

四元素は、日本語では四大元素、四大、四元、四原質ともよばれる。

古代ギリシア・ローマ、イスラーム世界、および18~19世紀頃までのヨーロッパで支持された。古代インドにも同様の考え方が見られる。

四元素 – Wikipedia

エレメントには、火・土・風・水4つ(=四元素)があります。

たとえば

古代ギリシャ人

お金は「土」!

情報は「風」!

というように、あらゆるモノ・事を、エレメントの組み合わせで考えていました。

火・土・風・水の各エレメントには、つぎのような特徴があります。

エレメント特徴
情熱、野心、冒険
安定、受動、感覚
社交性、情報、軽さ
共感、交わり、変容

先ほど、お金は「」、情報は「」と言いました。

なぜお金で、情報なの?

そう分類された理由は、上記のエレメントの性質にあります。

古代の人々は

古代ギリシャ人

お金は安定をもたらすから、「」。

情報は社交の場で飛び交うから、「」。

というように、物事の性質を見て、その性質が当てはまるエレメントに分類していったのです。

先ほど、「この世のあらゆるものはエレメントから成り立つ」と考えられていると説明しましたが、このあらゆるものの中に、サイン(星座)も含まれます。

おひつじ座・おうし座などの星座(サイン)には、対応するエレメントがあります。

エレメントごとにサインを分類すると、つぎのようになります。

エレメント星座(サイン)
おひつじ座・しし座・いて座
おうし座・おとめ座・やぎ座
ふたご座・てんびん座・みずがめ座
かに座・さそり座・うお座

おひつじ座・しし座・いて座はどれも、火のエレメントに属していますね。

つまり、おひつじ座・しし座・いて座の3サインは、似たような性質(火の性質=情熱的、野心的、冒険的な性質)を持つということです。

エレメント星座(サイン)特徴
おひつじ座・しし座・いて座情熱、野心、冒険
おうし座・おとめ座・やぎ座安定、受動、感覚
ふたご座・てんびん座・みずがめ座社交性、情報、軽さ
かに座・さそり座・うお座共感、交わり、変容

エレメントとは、色付けを行う際の基本要素となるものです。

色の三原色である、のようなものです。

この世に存在するはすべて、で表現できます。

色を数値化したRGBは、色の三原色である、R:Red(赤)、G:Green(緑)、B:Blue(青)の頭文字からできています。

RGBの各要素を強めたり、弱めたりすることで、ありとあらゆる色を表現することができます。

西洋占星術におけるエレメントも、RGBとおなじです。

火・土・風・水の要素を強めたり、弱めたりすることで、「あなたの色」を表現できるのです。

木星と土星が風エレメントで重なる=風の時代

エレメントがなにかわかったところで、いよいよ風の時代についてです。

風の時代とは、一体なんなのか?

風の時代とは、「社会天体である木星と土星が、風エレメントで重なること」だと説明しました。

風の時代

社会天体である木星と土星が、風エレメントで重なること

木星と土星が重なることを「グレートコンジャンクション」と言います。

コンジャンクションは天文用語。英語でconjunctionと書きます。

conjunction
接続詞、結合、連結、接続、合同、連絡、(2 惑星などの)合、(月の)朔(さく)(など)

conjunctionの意味・使い方・読み方 | Weblio英和辞書

コンジャンクションとは、太陽の周りを回る2つの惑星がぴったり一直線上(0度)に重なることを指します。

例えば、月に1度訪れる新月は、太陽コンジャンクション(重なり)ですね。

移動速度の速い、月と太陽のコンジャンクションは1年に12回起こりますが、社会天体である木星土星のコンジャンクションが起こるのは、なんと、20年に1度です。

この重なりが珍しいということから、グレート・コンジャンクションと呼ばれています。

また、頻度の少なさだけでなく、西洋占星術では、

木星と土星は、人や社会に大きな影響を及ぼす天体である

という意味で、グレートと付けられているという説もあるそうです。

社会天体である木星と土星が重なるグレートコンジャンクションが起こると、時代の色が切り替わると言われています。

これまでも、木星と土星のグレートコンジャンクションは、何度も起こってきましたが、すべて土のエレメント上で行われていました。

グレートコンジャンクションは、約20年に一度発生していますが、発生する場所は、約200年間、同じエレメント上です。

たとえば、1800年〜2000年までは、すべて土のエレメント上で、グレートコンジャンクションが発生していたのです。

エレメント星座(サイン)
おひつじ座・しし座・いて座
おうし座・おとめ座・やぎ座
ふたご座・てんびん座・みずがめ座
かに座・さそり座・うお座

2020年12月22日に、約200年ぶりに土エレメント以外の場所で、グレートコンジャンクションが起こりました。

2020年12月22日にグレートコンジャンクションが起こったのは、風のエレメント上でした。

これから先の約200年間は、すべて風エレメント上で、木星と土星が重なることになります。

エレメント星座(サイン)
おひつじ座・しし座・いて座
おうし座・おとめ座・やぎ座
ふたご座・てんびん座・みずがめ座
かに座・さそり座・うお座

グレートコンジャンクション(木星と土星の重なり)がすべて風エレメント上で起こる、これから先の200年間を、「風の時代」と呼んでいます。

Lisa

ちなみに、エレメントが切り替わるグレート・コンジャンクションのことを、ミューテーションといいます。

これが、風の時代への移行が起こった、2020年12月22日のホロスコープです。

エレメント星座(サイン)
おひつじ座・しし座・いて座
おうし座・おとめ座・やぎ座
ふたご座・てんびん座・みずがめ座
かに座・さそり座・うお座

風エレメントである、みずがめ座でグレートコンジャンクションが起こっているのがわかります。

これから先起こるグレートコンジャンクションが、すべて風エレメントで起こる時代へ突入したことから、いまの時代は「風の時代」と呼ばれているのです。

土の時代から風の時代への移行は”なめらか”に

風の時代になることで、これまでの社会がガラリと変わると言われています。

それでも、2020年12月22日を境に、パキッと切り替わるのではなく、徐々に変わっていくことでしょう。

グラデーション状に変わっていくので、占星術に馴染みがない人だと、

もう風の時代に入ってたんだ!

と、今ここで初めて気づいた方もいるかも知れません。

パキッと切り替わっていたら、

そうそう!

2020年12月22日を境に、すべてが変わったよね!!

となっていることでしょう。

しかし、時代の切り替わりは徐々に行われるので、時代の移り変わりが本当に見られるのは、まだまだこれからです。

ひとつの時代は、約200年間あります。

土の時代は、1800年頃〜2020年まででした。

そのひとつ前の、火の時代は1600年〜1800年です。

ひとつひとつの時代は、このような感じで、滑らかに遷移していきます。

なので、風の時代らしさがまだ感じられなくても、しょうがありません。

まだまだこれからです。

Lisa

楽しみですよね!

そして、風の時代に入ってから生まれた人たちは、社会天体に「風の時代らしい色」を持って生まれてきます。

これから彼らが作り上げていく社会が、真の「風の時代」とも呼べるでしょう。

Lisa

以上が、風の時代についてでした。

今後のために覚えなければならないわけではありませんが、社会天体が出てきたタイミングだったので、合わせて説明させていただきました!

では、社会天体星座・時代天体星座に話を戻しましょう。

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社会天体・時代天体を見るとわかること

世の中に大きな影響を及ぼす、社会天体・時代天体を見ることで、自分が属する世代・時代に共通する

  • 考え方
  • 価値観
  • 運命

などを見ることができます。

各天体が持つ要素は、つぎのとおりです。

天体わかること
木星成功、幸運、社会への受け止められ方
土星人生の課題、制限、努力
天王星人生に起こる突発的な出来事、ハプニング、変化
海王星精神性、インスピレーション、潜在意識
冥王星生と死、カルマ、危機的状況での底力

太陽・月・水星・金星・火星の個人天体ページを読んだ方はぜひ、社会天体・時代天体のページへ飛び、世代・時代という大きな枠組みから見た「自分」を探っていきましょう。

順路としては、個人寄りなものから、大規模なものへと見ていく方が、わかりやすいかと思います。

つまり、木星→土星→天王星→海王星→冥王星の流れですね。

特別見たい天体があれば、その天体から先に見ても問題ありません。

ですが、こだわりがなければ、おすすめのルートは木星→土星→天王星→海王星→冥王星の順番です。

Lisa

では、さっそくこれから、自分が属する「世代・時代で共通して持つ色」を探る旅を始めましょう♪

↓つぎに見たい天体星座をクリック!

天体わかること
木星成功のビジョン、幸せを掴むための姿勢、幸運
土星人生の課題、制限、努力
天王星人生に起こる突発的な出来事、ハプニング、変化
海王星精神性、インスピレーション、潜在意識
冥王星生と死、カルマ、危機的状況での底力

   

Lisa

まだ太陽・月・水星・金星・火星のページを読んでいない方は、こちらから各天体ページを読み進めることをお勧めします♪

天体わかること
太陽自分自身、自分らしさ、人生を切り開くときの基準
素の自分、感情のクセ、心のよりどころ
水星コミュニケーション方法、人間関係、隠れた才能、適職
金星好きなこと、恋愛傾向、彼女になった時のあなたの姿
火星情熱、怒り、好きな男性のタイプ