古来より、金星を司るのは、ギリシャ神話に出てくる愛と美の女神・アフロディテ(ローマ神話のウェヌス、英語読みヴィーナス)だと言われてきました。
アフロディテは、神々の中でもずば抜けて美人で、恋多き神。
ヘパイストスという夫がいながら、多くの愛人がいたことで有名です。
なぜ、金星は、ギリシャ神話の愛と美の女神・アフロディテに重ねられたのでしょうか?
本記事では、金星が愛と美の女神・アフロディテに重ねられた理由と、金星が象徴するものごとについて、見ていきます。
金星が愛と美の女神・ヴィーナスの特徴を持つ理由
太陽、月に次いで明るい天体が、金星です。
自ら光を放つことはない金星ですが、宵の明星・明けの明星と呼ばれるほど、地球から見ると非常に明るい天体として、人の目に映ります。
自ら光を発する太陽、その太陽の光を受けて輝く地球の衛星である月、に次いで、3番目に明るい天体です。
夜空を見上げると、ひときわ輝く金星の姿が目に留まります。
夜空で美しく輝いている金星の姿を見て、古代の人びとは
金星は、神々のマドンナ、愛と美の女神・アフロディテ(ヴィーナス)のようだ。
と考えました。
これが、金星がヴィーナスの特徴を持つようになった理由です。
愛と美の女神・ヴィーナスには、
- 愛
- 美
- 女性性
という性質があります。
こういったヴィーナスの性質が反映された金星を見ることで、あなたの
- 好きなこと
- 美意識
- 恋愛運・恋愛の仕方
がわかると定義づけられました。
金星が意味するものごと
金星が象徴するものは、前述の「好きなこと・嗜好品」「恋愛傾向」「彼女になった時のあなたの振る舞い」だけではありません。
ほかにも、太陽、月と同じように、さまざまなキーワードが割り当てられています。
以下に、金星が象徴するものをまとめておきます。
守護星座 | おうし座・おとめ座 |
キーワード | 愛、調和、和合、美的、融和、快楽、社交、平和、芸術、富、豊満、栄華、気品、平等、怠惰、好色、耽溺、頑迷、飽食、快楽主義、浮気、ウワサ好き、豊穣、優しい、優雅、上品 |
数 | 6 |
曜日 | 金曜日 |
色 | パステルカラー |
宝石 | エメラルド |
花・植物 | バラ、ラン |
人物 | 若い女性、女の子、美男美女、資産家、モデル |
場所 | 美しい場所、サロン、花壇 |
物 | 美しいもの、贅沢品、化粧品、宝飾品 |
金星を見れば、自分の女性としての魅力や、男性の好みの女性像が見えてくるのです。
おわりに
以上が、金星が「愛と美の女神・ヴィーナスに重ねられた理由」と、それによって「金星が象徴するようになったものごと」についてでした。
金星とアフロディテ(ヴィーナス)の間に「美しさ」という共通点を見出したので、古代の人々は、金星を守っているのはヴィーナスであると考えたのですね!
金星星座を見ると、自分の「好き」が分かります。
なにをすれば元気になるのか、なにを趣味にするのが向くのか、など、金星星座を見ることであなたの「好きなこと」が見えてくるのです。
昨今では、好きなことを仕事にしようという流れが強いですが、そもそも自分の好きがわかっていないという人も多いはず。
金星星座を見て、自分の好きをしっかりと把握しましょう♪
自分の金星星座がわからない方は、まずはこちらの記事で、自分の金星星座を調べてみてください。