はるか昔から、火星は、ギリシャ神話に出てくる戦争の神・アレス(ローマ神話のマルスに相当、英語読みマーズ)に重ねられてきました。
アレスは、神々イチのイケメンだけれど、荒々しい神です。
戦いのための戦いを好み、戦闘に明け暮れる日々を送っていました。
怒りに身を任せて行動し、神の中で、No.2の権力を持つ、ポセイドンの息子を殺してしまうなんてことも、しでかします。
なぜ、火星は、そんな荒々しいアレスに、重ねられたのでしょうか?
本記事では、火星が戦争の神・アレスに重ねられた理由と、火星が象徴するものごとについて、見ていきます。
火星が戦争の神・マーズの特徴を持つ理由
火星は、地球から見ると、夜空に赤黒く光り輝いているように見えます。
これは、火星表面の岩石や砂に、赤サビが多く含まれているため、このように見えるのです。
紀元前3,000年頃に存在した、メソポタミアで栄えた古代シュメール人は、その赤さから血や戦火を連想し、火星を戦いの神・ネルガルとして祀ってきました。
ネルガルは、メソポタミア神話に登場する、戦争や死を司る冥界の神のこと。
古代メソポタミア人たちが、赤い火星に、血や戦火を重ねて以来、火星=戦いの神という印象が、21世紀の現代まで引き継がれています。
夜空で赤黒く輝いている、火星の姿を見て、古代の人びとは
火星の赤黒さは、血や戦火を連想させる。
火星は、戦争の神・マーズのようだ。
と考えました。
これが、火星がマーズの特徴を持つようになった理由です。
戦争の神・マーズには、
- 闘志
- 短気
- 男性性
という性質があります。
こういったマーズの性質が反映された、火星を見ることで、あなたの
- 情熱
- 怒り
- 好みの男性のタイプ(男性であれば恋愛中の自分の姿)
がわかると定義づけられました。
火星が意味するものごと
火星が象徴するものは、「情熱を向ける先」、「怒るポイント」、「好みの男性のタイプ」だけではありません。
ほかにも、さまざまなキーワードが割り当てられています。
以下に、火星が象徴するものをまとめておきます。
守護星座 | おひつじ座 |
キーワード | 情熱、闘志、勇気、忠実、誠意、勝利、直接的、向上心、エネルギッシュ、冒険心、リーダーシップ、短気、粗暴、刹那的、無分別、直情、短絡的、感情的、好戦的、開拓、征服、攻撃、勇敢 |
数 | 9 |
曜日 | 火曜日 |
色 | レッド、カーキ |
宝石 | ルビー、ざくろ石 |
花・植物 | とげのある植物 |
人物 | 若者、冒険家、軍人、スポーツ選手 |
場所 | 活気のある場所、戦場、競技場 |
物 | 火、爆発物、スポーツ用品、武器 |
火星を見れば、怒った時のあなたの様子や、男性としての自分の魅力が見えてくるのです。
おわりに
以上が、火星が「戦争の神・マーズに重ねられた理由」と、それによって「火星が象徴するようになったものごと」についてでした。
月の示す「あなたの心のよりどころ」や、
金星の示す「あなたの好き」などといった、
あなたの中の「陽」の部分ではなく、どちらかというと「陰」を示す火星。
あなたの火星星座を見ることで、あなたの中に眠る「情熱」について知ることができます。
あなたの中の熱は、どこに向けられることが多いでしょうか?
火星星座を見て、自分の情熱について調べてみましょう♪
自分の火星星座がわからない方は、まずはこちらの記事で、自分の火星星座を調べてみてください。